九品寺こども園の教育について

EDUCATION

生まれたばかりの0歳から5歳の年長さんまで。
新しく完成した園舎で、子どもたちは日々明るく元気に、そして健やかに「根っこの力」を育みます。

教育方針「明るく 正しく 仲よく」

園を卒業してからも、子どもたちの人生は続きます。その後の人生で得られる経験や体験が、人生を豊かにする「果実」となるよう、幼児期は、太い幹を育て、茎や葉を広げるための「根っこの力」を育てることが大事だと考えます。

五年で実る実もあれば、小さく地味で、しかし噛むほどに味わい深くなる実もあります。大事なのは、それぞれが、それぞれの実りを納得し、その積み重ねを小さな自信に変えながら、他者を思いやる心を育て、誰かと共にある人生を、より豊かにできることではないでしょうか。

当園が「明るく、正しく」に加えて「仲よく」を教育理念に加えているのは、誰もがたったひとりでは生きていくことができないからです。
ひとりで何かを切り拓く力、自分の言葉で語る力だけでなく、家族や仲間、地域を敬い、共に生きていこうと試みる「根っこの力」を育てたい。
だからこそ私たち九品寺こども園は、明るく、正しく、そして仲よくを掲げます。

九品寺こども園園長
遠藤 弘道(えんどう・こうどう)

仏教の三つの宝「仏・法・僧」

仏とは、私たちが目指すべき理想の姿。悟りを開いた仏さまそのものです。仏さまを敬うには、私たちの心が明るく元気でなければなりません。たったひとつの命を大切に、明るく元気でいようと努めること。それはそのまま仏さまを敬うことになるのです。

法とは、あるべき正しい心の姿を示した仏さまの教え。その教えに従って、善悪の判断をしっかりと身につけ、自分の意思を的確に表現することは法を敬うことにつながります。九品寺こども園は、言葉の活動や生活習慣の定着を通じて、正しい心を育てます。

僧とは、和合の心。仏教において僧とは、仏法のもとに集まる人々の集団を指します。人は誰も一人では生きていけません。仲間がいるからこそ、精一杯の力が発揮できるのです。仲よく支え合い、励まし合う仲間づくり。それは「僧」を尊ぶことに通じます。

「ことば」「からだ」「異文化」と向き合うカリキュラム

園では、大きく分けて三つのカリキュラムを取り入れています。言葉と向き合う「日課活動」、体と向き合う「体育ローテーション」、そして異文化と向き合う「英語教育」です。

日課活動

夢中の時間のなかに、
ことばを紡ぐ集中力が生まれる

俳句やことわざ、詩などを口に出したり、本を素読したり、カードを使った言語活動をしたり。リズムよくことばを発していくのが「日課活動」。楽しみながら先生とことばのキャッチボールを繰り返すことで、子どもたちの脳を逞しく育てます。

日課活動
体育ローテーション

体育ローテーション

仲よく体を動かして、からだの力を呼び覚ます

跳び箱やマットといった器具を並べ、軽快な音楽に合わせて、流れるプールのように運動を繰り返す「体育ローテーション」。一人ひとりの運動感覚を引き出すだけでなく、列をなして回ることによって集団のルールを理解し、協調性を育む教育活動です。

※当園は全国にネットワークを持つ「総合幼児教育研究会(総幼研)」に加盟。その総幼研の特色が「日課活動」と「体育ローテーション」です。「動き/ことば/リズム」を基調にした活動を定期的に続けることで、子どもたちの体と心、頭を動かし、「生きる力」を育てます。

英語教育

異文化交流で、真のコミュニケーション力を身につける

当園の英語教育のゴールは、「英語を話せるようになること」だけではなく、異なる文化を知ることで自分を知り、他者を知り、英語を通じてコミュニケーションできるようになること。自分とは異なる他者を受け入れられる、柔軟な国際感覚の芽を育てます。

※当園がインターナショナルコースで採用する英語カリキュラム「GrapeSEED」は、子どもの成長過程に合わせ、文法中心の教育ではなく、まるで母国語を学ぶように、無理なく英語を習得できるよう設計されたカリキュラム。幼児期から取り入れることで、大人になっても使える「生きた英語」が身に付きます。

英語教育